下顎が前に出ている「受け口（反対咬合）」はマウスピース矯正で治療可能！対応症例と治療法について。
下顎が前に出ている「受け口」には、マウスピースやワイヤーを使った矯正で改善できる症例と、外科手術が必要な症例があります。今回は、どんな症例なら矯正治療で対応が可能なのか、そして治療法にはどんなものがあるのかをご紹介します。
【目次】
１、受け口（反対咬合）になる原因とは？
２、受け口（反対咬合）は大きく分けて2つのタイプがあります
・歯性タイプ
・骨格性タイプ
・タイプ別の受け口の治療方法
３、受け口（反対咬合）の矯正治療に関するよくある質問
受け口（反対咬合）になる原因とは？
受け口は、下の歯が上の歯より前に出ており、本来の咬み合わせと反対になっている状態のことを言います。
審美面（見た目）以外の機能面でいうと、発音に影響が出たり（サ行、タ行の発音がしづらい）、開咬や叢生といった他の歯並びの問題をともなっていることもあります。
受け口になる原因としてはいくつか考えられますが、遺伝によるもののほか、幼少期の口腔習癖（舌の使い方、嚥下の仕方）、さらには姿勢・口呼吸などとも深い関係があることが知られています。
受け口（反対咬合）は大きく分けて2つのタイプがあります。
受け口には、歯並びに問題がある「歯性タイプ」と、骨格に問題がある「骨格性」の２つのタイプがあります。
歯性タイプ
上の前歯が舌の前歯より内側に入っているために受け口になっているタイプ。歯並びや歯の傾きに問題があるので、矯正治療で歯並びを整えることで改善が期待できる。
骨格性タイプ
上下の顎の成長量に差があることでずれが生じているタイプ。上顎が小さい、または下顎が大きいなどの理由が間がられます。骨格の問題なので、上下の顎のずれが大きい場合には、外科手術と矯正治療を併せて行うことで下顎の位置を下げるという方法もあります。
タイプ別の受け口の治療方法
受け口のタイプや、患者様の年齢によって治療のアプローチも変わります。
◆お子様の受け口の治療
歯性タイプの場合には歯並びを整えるために、マウスピース矯正やワイヤー矯正などで噛み合わせのバランスを改善していきます。
骨格性タイプの場合にも、早期に発見ができていれば上下顎の正しい成長をサポートすることで、骨格のバランスを整えていくことが可能です。具体的には、取り外し式のマウスピースを日中や就寝時に着用し、お口の使い方のトレーニングなどを行っていきます。
ただし、この治療が可能なのは未就学児〜小学校低学年くらいのごく短い期間だけです。もしもお子様に受け口の兆候が見られる場合には、できるだけ早めに担当医までご相談いただくことをお勧めしています。
◆大人の場合
大人の受け口の治療は、おもに歯性タイプの方に行います。
骨格の成長はすでに終わっているため、骨格性タイプの場合は顎の骨を切って下顎を引っ込めるといった外科手術を伴う治療が必要です。
受け口（反対咬合）の矯正治療に関するよくある質問
Q1.子供は何歳から治療を始めるべき？
お子様の歯並びについては、早いと3歳前後からはその兆候が現れます。しかしながら、ご家庭での判断はなかなか難しいこともありますので、歯科医院で定期的に歯並びのチェックをうけていただくことをお勧めします。
小児矯正では治療を開始するタイミングを逃さないことが何より重要なので、3〜5歳くらいは特に注意して観察していただければと思います。
Q2.大人でも受け口を治せますか？
大人になってから受け口を改善された方は数多くいらっしゃいます。ただし、あなたの症状が歯並びによるものなのかそれとも骨格によるものなのかを見極めなければ治療計画を立てることができません。
まずは、精密検査でお口の中や骨格について詳しく調べてみることから始めていきましょう。
Q3.保険は適用される？
矯正治療は基本的に自費治療ですが、顎変形症など外科手術を伴うような場合にはいくつかの条件を満たすことで保険が適用されることがあります。
ただし、保険を適用される場合に使用できるのはワイヤー矯正のみになります。ただし、病気（顎変形症など）を治療するための「外科手術を伴う矯正治療」は保険が適用されます。
治療期間：
1～2年程度
治療費：
矯正無料カウンセリング・・・無料
軽度の部分矯正の方（インビザライン・ライト）・・・440,000円
保定装置・・・ビベラリテーナー・・・55,000円
静岡市で八重歯の矯正治療なら、ひかり歯科医院へご相談ください。
ひかり歯科医院ではマウスピース矯正「インビザライン」による八重歯の矯正治療に対応しております。
当院の矯正治療についてもっと知りたい、自分の八重歯が治るか相談したいという方に「矯正無料カウンセリング」を行っているので、ぜひご相談いただければと思います。