インビザラインで倒れている奥歯を矯正治療！倒れる原因と治療内容を解説
【監修：歯科医師 長谷川雄士】
奥歯が倒れているという状態は様々な原因によって引き起こされることがあり、矯正治療を通じて改善することが可能です。今回は原因や治療方法をお伝えします。
【目次】
１、奥歯が倒れるのはなぜ？
・倒れたまま放っておくリスクとは？
２、倒れた奥歯は矯正で改善
３、倒れた奥歯のお悩みは静岡市駿河区のひかり歯科・矯正歯科へ
奥歯が倒れるのはなぜ？
歯が倒れてしまう主な原因は、歯を失った状態を放置することです。
通常、歯はその両側に他の歯が存在することで支えられ位置をキープすることができます。しかし、歯を失うとその場所に空間が生まれ、隣接する歯が移動し始めることでこのバランスが崩れます。この際、空いたスペースを埋めるために歯が動くのですが、様々な方向から加わる圧力により、結果として歯は倒れてしまうことが多いです。
スペースが完全に適切に閉じることは稀で、多くの場合、問題が発生します。そこで、歯を失った際には、その空間を埋めるために、通常はブリッジを使用したり、インプラント治療を行ったりすることで状態を維持していきます。
倒れたまま放っておくリスクとは？
倒れてしまった歯を放置するといろいろと問題が生じます。
磨き残し
通常の状態でも奥歯は歯磨きが難しい状況です。その歯が倒れてしまっていることでより歯ブラシが届きにくくなってしまい、汚れが残ってしまいます。そのため、歯茎が炎症したり虫歯になってしまう可能性があります。
噛み合わせ
倒れた歯がそのまま放置されると、噛み合わせのバランスに悪影響を及ぼすことがあります。奥歯には通常、噛む力が集中します。これは食事をする際、特に硬い食べ物を噛み砕くときや、力を必要とする他の状況（例えば重い物を持ち上げる際に無意識のうちに歯を食いしばる等）で顕著です。奥歯が倒れてしまうとこの力を適切に分散することができず、他の歯に負担がかかることになります。それによって、噛み合わせの左右のバランスが崩れてしまいます。
倒れた奥歯は矯正で改善
倒れてしまった歯は、矯正治療によって正しい位置に戻すことが可能です。どのような矯正治療が適切かは、歯の傾きや状態によって異なりますが、部分矯正で対応できるケースもあります。
１、ワイヤー矯正
これは最も一般的な矯正治療で、歯にブラケットを装着し、それらをワイヤーで繋ぐことで歯を正常な位置に動かしていきます。倒れた歯はこの方法で直され、正しい噛み合わせを作ることができます。
２、インプラント矯正
インプラントアンカーを歯茎に埋め込みます。このインプラントアンカーにゴムバンドやワイヤーを取り付け、倒れた歯を適切な位置に動かします。
矯正治療が終了し、歯が通常の位置に戻った後、隙間はいくつかの方法で対処されます。小さな隙間であれば矯正治療で改善しますが、隙間が大きい場合には追加の治療手段が必要となることがあります。
一つのオプションとして、矯正治療後にインプラント治療を行うことがあります。これは、特に大きなスペースを埋める必要がある場合や、周囲の歯に負担をかけずに隙間を埋めたい場合に効果的です。インプラントは自然な歯のように機能し、見た目も自然です。
どの治療法を選択するかは、患者さんの具体的な状況やニーズ、歯科医との相談の上で決めていく必要があります。
倒れた奥歯のお悩みは静岡市駿河区のひかり歯科・矯正歯科へ
倒れてしまった奥歯をそのままにしておくと、噛み合わせの問題や虫歯、歯周病の進行に加え、他の歯にも過度の負担がかかり、最終的には自分の歯を失うリスクが考えられます。
こうした状況は、ただの不快感から重篤な痛みまで、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。
治療法は患者さんの口腔の状態によって異なり、一人ひとりに最適な解決策が必要です。矯正治療を希望されるけれど「本当に私にもできるのだろうか？」とか、「痛みはどれくらいなのだろうか？」など、不安や疑問を抱えている方も少なくありません。
このような不安や質問がございましたら、どんな小さなことでも構いませんのでお気軽に私たちの医院までご相談ください。私たちは患者さん一人ひとりの疑問に耳を傾け、最適な治療方法を一緒に考えます。あなたの健康な笑顔のために、私たちがサポートいたします。皆様からのご連絡をお待ちしております。